オンラインLaTeX環境Overleaf を使ってみる

文章の執筆環境

レポートや文章、論文などを書く場合に何を使って書くのがよいでしょうか。おそらくメジャーなところではMicrosoft Office (Word)でしょう。また、特に理系の学生は LaTeXを使うことが多いかもしれません。共同で文章を作成するのであれば Google Documentが使いやすいと思われます。

Officeは o365になってから、機能は限られますがWebベース(オンライン)での編集や共同作業ができるようになってきました。また Google Documentはもともとがオンラインベースとなっています。

数式に強く(最近はWordの数式エディタも高機能でLaTeX数式コマンドも使用できるようですが)、組版は自動で行われるため書く内容に集中できるといわれるLaTeXは一定の需要がこれからも続くと思われます。特に理系の学会などの場合、主がLaTeXでのテンプレートで提供されていることが多く、Wordファイルで提出しても一旦LaTeXに変換されてから刷られる場合もあるようです。

このようにLaTeXを使えるようにしておくことは特に理系領域では意味のあることなのですが、インストールには意外と手間がかかります。現在のインストールの主流は WindowsでもLinuxでもMacOSでも TeXLiveを使う方法だと思います(MacOSの場合は MacTeX)。

TeXLiveでのインストールは以前に比べるとシンプルになりとてもありがたいのですが、WindowsでTexLiveでインストールするとなるとかなりの時間が必要になります。PCが変わるたびに毎度この作業をするのはなかなか大変です。


オンラインLaTeX環境

そこで、オンラインのLaTeXを使うことを考えます。移動中などオフラインでは使えないという不便さはありますが、そこはローカルのエディタなどを工夫するとすれば、ログインするだけですぐに使えるオンラインLaTeX環境は非常に便利なものです。
オンラインのLaTeX環境は複数ありますが、日本ではCloud LaTeXが、世界的にはOverleafが有名どころと思います。特にOverleafは費用を払えばGoogle Documentのような共同作業も可能です。また、LaTeXのソースとpdfを広く公開することも可能です。さらに学会や出版社によってはOverleafから直接出稿することも可能になっています。

  • Cloud LaTeX (アカリクさんが運営)日本語が安心
  • Overleaf (スタートアップ)

Overleafへの登録

このような便利なOverleafへの登録と最初のLaTeXファイルを作るまでを説明します。

Overleafにアクセスします。日本語はこちら


メールアドレスとパスワードを入力します。

私はメールアドレスを直接入れずに、Googleアカウントで登録しました。また、登録は Googleアカウントと ORCIDで登録できますが、なぜかログインは IEEEやTwitterでもできるようです。

もし英語になってしまった場合は青い帯の「Click here to use Overleaf in Japanese」をクリックすればよいです。

最初のLaTeXファイルを作ります

「Create First Project」をクリックし、「空のプロジェクト」を選択、新規プロジェクトにプロジェクト名「HelloWorld」と入力します。(初めて作ってみるテストですのでお好きな名前でどうぞ)


LaTeXファイルが自動生成

ひな形から最小限のLaTeXファイルが自動生成され、PDFファイルがプレビューされました! コンパイルも思ったより速いです。
ちなみに空のプロジェクトで作成されたtexファイルの中身はこうなっていました。authorには私の名前が入っていたので記事では変更しています。

\documentclass{article}
\usepackage[utf8]{inputenc}

\title{HelloWorld}
\author{XXX }
\date{May 2020}

\begin{document}

\maketitle

\section{Introduction}

\end{document}

豊富なテンプレート

Overleafにはテンプレートもたくさん用意されています。
新規プロジェクトから、テンプレートのすべて表示を選ぶと選択できますので、いろいろと試してみるといいかもしれません。

まとめ

今回は、環境をローカルに作らなくてもオンラインで簡単にLaTeXを使えるOverleafへの登録と最初のLaTeXファイルの作成を紹介しました。

※この記事のすべての画像は Overleafサイトから引用しています。

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